西丹沢 森林セラピー

沢のせせらぎ、木漏れ日の登山道、冷たく透き通った天然水、丹沢一の高さを誇る天然の滝からのマイナスイオン、美しい苔、海底火山だった丹沢のさまざまな石。夏の猛暑から逃避するにはもってこいの西丹沢の2つの滝(下棚と本棚)を巡るハイキングコースを歩いてきました。

小田原駅から足柄街道を抜け、246号線経由で約1時間の場所にある西丹沢ビジターセンター(旧西丹沢自然教室)。土曜日の午前9時で10台程度の車が駐車場に停まっていました。小田急新松田駅前からバスも出ています。西丹沢ビジターセンターで登山届を記入してポストに投函して出発です。先日見たNHKの番組で登山届の大切さを知ったので、どんなに短い道のりでも面倒くさがらずに記入することにしました。ここの建物内には更衣室がありますので、ハイキング後の着替えも楽らく。

西丹沢ビジターセンター

ビジターセンターから下棚の滝と本棚の滝まで往復約4キロ(約3時間)の道のりです。

下棚本棚

ビジターセンター脇の西丹沢公園橋を渡ります。

西丹沢公園橋

橋からの眺めです。秋の紅葉シーズンも美しそうな雰囲気を漂わせています。

西丹沢公園橋

しっとりと美しい苔にも出会えます。

西丹沢西沢

下棚の滝と本棚の滝までに、こうした堰堤(えんてい)が4箇所あります。堰堤に近づくと、ひんやりした心地の良い風が吹いてきます。

えんてい

堰堤の脇の急な階段を登り、向こう側に降ります。夏場で忘れがちなグローブですが、持っているとこういった錆びた手すりの階段を登るときに役に立ちます。

堰堤の階段

途中丸太の橋を何箇所も渡りながら、木漏れ日の中を進んでいきます。

森林浴

下棚の滝に到着です。水量が少ないのか、わりと近くまで行けたので迫力がありました。落差40メートルだそうです。

下棚の滝

霧のシャワーをたっぷり浴びながら、マイナスイオンを全身で吸い込みます。箱根ベーカリーの箱根山龍神あんぱんを食べながらしばし休憩。

箱根ベーカリー

下棚の滝から本棚の滝まではのんびり20分程度の距離です。本棚の滝の落差は60メートル!これはものすごい迫力でした!まさに自然がつくった滝!

本棚の滝

近くまで行けたので、滝の下からの写真です。寒いくらいひんやりしていました。

本棚の滝

今夏の神奈川は降水量が少なく、丹沢湖の水量がかなり下がっていて一部底が見えていました。この日も沢の水量が少なく、沢を横切る箇所ではほとんど靴は濡れませんでしたが、通常はもう少し水量があるのかもしれません。増水時のハイキングには少し注意が必要な気がしました。西丹沢ビジターセンターではいろいろな情報を教えてもらえるので、行かれる前に情報収集されることをオススメします。